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なぜ組織にリーダーが必要なのか 企業におけるリーダー育成の重要性・その進め方とは?

株式会社セルムは、講師である私たちには「エージェント機能」、研修を行ないたいクライアント企業様には「購買代行機能」を提供している研修会社です。加島社長は見た目の若々しさも相まって、良き兄貴のような雰囲気です。
私が日ごろお付き合いしている株式会社セルムの営業担当の方々からの信頼も厚く、教育や研修に対する真摯な想い、若い人の可能性を引き出すことへの情熱にあふれた方です。

今回は加島社長に、企業におけるリーダー育成についてお聞きしました。

リーダーの育て方。

株式会社セルム 代表取締役社長:加島禎二
五十嵐:多くの企業が、リーダーの育成に躍起になっています。企業が継続的に成長していくにはしっかりしたリーダーを育てることが欠かせません。加島社長は、チームリーダーを育てる意義についてどう思われますか?
加島:どんなに優れた個人が集まっても、その組織が強いとは限りません。個人の力を組織の力にするために必要なのは、リーダーシップです。スポーツのチームに監督、コーチ、キャプテンがいるように、会社の組織にも社長、上司、先輩が必要なのですが、残念ながら彼らは本当の意味で「リーダー」ではないことが多いと感じます。
リーダー不在のチームでは、中心がない上に遠心力が働くという、空中分解一歩手前という状態になっています。ところが、そんなチームでも会社の中ではそのまま存在し続けてしまうから厄介なのです。
五十嵐:それは大変ですね。もし自分の会社が、リーダー不在のチームだらけだとしたら、どう対処すればいいのでしょう?
加島:チームリーダーを育てなければなりませんね。では、そのためにやるべきことと順番について説明しますね。
それは…

リーダー育成7箇条

①まず、あなた自身が「リーダーになる」と決める
リーダーはリーダーにしか育てられません。優れたリーダーは、優れたリーダーが育てたのであって、勝手に生まれたのではないからです。
②自分のリーダーとしての資質を点検する
リーダーとして重要なのは「成功と失敗の体験の量と質」なので、それを下記の2つの質問でチェックしましょう。
 (1) プレイヤーとして成功体験・失敗体験の両方が、人並み以上にあるか?
 (2) マネージャーとしての成功体験・失敗体験の両方が、人並み以上にあるか?
③長期・短期の両方の視野で、今いる組織をどんな組織にしたいかという想いを固める
リーダーとしてビジョンをつくることが大切です。皆が、達成してみたいと思えるビジョンが示せれば、個人の集まりはチームに近づいていきます。
④チームリーダー候補者に、自分の想いを語る
はじめは伝わらない感覚を受けるかもしれないが、何度でも時期をとらえて語る根気が重要です。そのうちに相手(チームリーダー候補者)の想いは引き出されていくので、それをしっかり受け止めること。
想いとは、「こうしたい」という将来に向けた相手の希望のことです。根気よく語りあうことで、次第に相手とあなたの間に「想いの会話」ができあがっていきます。これが2人の信頼関係を作り上げていくのです。
⑤相手にチャレンジする機会を与える
なぜチャンスを与えているのかをきちんと説明しながら進めていきます。説明がないと相手を迷わせてしまうことになります。また大事な局面では、あなたも一緒に汗をかくことが重要です。共通の汗かき体験は、信頼関係の基本だからです。
⑥フィードバックし、期待を伝える
定期的に相手の成果を確認し、強みと弱みをフィードバックします。評価するのではなく、相手の気づきを増幅させるように双方向のコミュニケーションをすること。最後は期待を伝えましょう。相手は必ずその期待に応えようとするものです。
⑦相手がチームリーダーらしくなってきたら、その次のチームリーダー候補者を、相手に選ばせ、①〜⑦の手順を教えて、やらせてみる。その中で相手は成功・失敗体験を積んでいき、本物のリーダーになっていくのです。
加島:リーダーはリーダーが育てるものであり、リーダーのいない組織には、リーダーは生まれません。では、残念ながらリーダー育成の連鎖が切れている組織においてやるべきことはなんでしょう?繰り返しますが、あなたがリーダーになると決めることです。私たちが提供している研修は、間違いなくそのきっかけを提供していると思います。

経営者は人の人生に大きく関与する。経営は人を幸せにする。

株式会社3rd Place講師 五十嵐健
五十嵐:そうですね。「リーダーを作れるのはリーダーだけ」という加島社長の考えはすごくよくわかります。社員教育をしていくのはその会社のことを誰よりもわかっている社内の人たちです。研修会社や講師である私たちは、成長のきっかけや効果の高いやり方を伝えているに過ぎません。
もちろん、私たちもプロとして、全力で取り組んでいますが、そこに社内の本気が加わることで、研修の効果は何倍何十倍にもなります。
最後に、加島社長は株式会社セルムのトップとして、どのような会社にしていこうと思われていますか?
加島:私たちセルムの社員一人一人は、第一にプロ意識の高い個人でなければならないと考えます。プロとは自分を知り、顧客に付加価値を提供し、成果を挙げる人のことです。常に新たな目的・目標に挑戦し続け、仕事を通じて「やりがい」「楽しさ」「自己成長」を追及する人のことです。

第二に重要なのは、自分の仕事、そして「やりがい」「楽しさ」「自己成長」を、仲間と共有することです。自分の想いを語り、相手の想いを受け止めること。相手の立場で考えること。チームワークを発揮すること。これができたとき、組織の力は個人の力の総和を凌駕し、強い個人と強い組織が生まれると思うのです。

五十嵐:そうですね。私も御社の営業の方々とよく話をさせていただくのですが、皆さん信念をもって仕事をされていますよね。休日出勤も何のその。常に積極的に動いています。冒頭にも話しましたが、彼らが思い切って動けるのは、加島社長のようなトップが、ときにプロの厳しさを見せ、ときに兄貴のような優しさを持って接するからではないかと思うのです。
加島:経営者は社員の人生のかなりの部分に責任をもっています。社員一人一人を幸せにもできるし、一方で不幸にもできてしまう。その人の人生にプラスの影響力を与えることもできるし、マイナスの影響を与えることもできる。経営者は、まず自分の大きな責任と、強大な影響力を自覚することが必要です。相手の人生に、大きく踏み込んで、関与していることを自覚すること。そうすればおのずと、力がみなぎってきます。姿勢が正しくなり、使命感にあふれてきます。経営は楽しい。なぜなら、人にプラスの、大きな影響力を直接与えることができるからです。人を幸せにすること、それは自分を幸せにしていくことでもあるのです。
五十嵐:最後に加島社長らしいコメントありがとうございます。加島社長は、力強く羽ばたき天高く飛ぶことの素晴らしさを説きながら、常に地上の様子、すなわち部下の身に起こっていることに関心を持ち、愛情をもって寄り添っているイメージがあります。そんな加島社長がトップなら、ますます御社の営業の方々が張り切って仕事をしてしまいますね。本日はありがとうございました。
株式会社セルム
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