
株式会社ウィル・シードは「教育を通じてより良い世の中へ」という理念を掲げ、子どもの教育革新を起こすために設立された会社です。その後企業研修にも携わるようになり、 若手研修を得意とする会社としてそのポジションを確立されました。 船橋社長とはもう10年ほどのお付き合いになりますが、年齢を重ねて、ますます深みが出てきたように思います。 今回はお忙しい中、インタビューをさせていただきました。
サードプレイス:船橋社長が、新人や若手育成をはじめられたキッカケは何ですか?
船橋:最初は「子どもの教育がやりたい!」そう思い小中学校向けに授業を行なっていました。
しかし、はじめてみて分かったことは、学校向けに教育事業を展開しても売上を確保することは難しいということ。 だから、子どもの教育をするためには、資金を集め、経営基盤を安定させる必要がありました。それではじめたのが、大人の研修=企業研修です。 企業研修をやれば、資金も集められるし、教育のノウハウも吸収できる。だから正直“若手”にターゲットを決めていたわけではなかったのです。 結果として、新入社員研修は、出来たばかりの研修会社でも入り込みやすかったので、メインの商品となりました。
10年間、新入社員研修をやって分かったことは、「入社」というのは子どもが社会に出る接点であり、 大人の教育と子どもの教育の両方がみられる位置で、僕がやりたかったことに非常に近いということです。
しかし、はじめてみて分かったことは、学校向けに教育事業を展開しても売上を確保することは難しいということ。 だから、子どもの教育をするためには、資金を集め、経営基盤を安定させる必要がありました。それではじめたのが、大人の研修=企業研修です。 企業研修をやれば、資金も集められるし、教育のノウハウも吸収できる。だから正直“若手”にターゲットを決めていたわけではなかったのです。 結果として、新入社員研修は、出来たばかりの研修会社でも入り込みやすかったので、メインの商品となりました。
10年間、新入社員研修をやって分かったことは、「入社」というのは子どもが社会に出る接点であり、 大人の教育と子どもの教育の両方がみられる位置で、僕がやりたかったことに非常に近いということです。
サードプレイス:新入社員研修への思い入れとしては、どんなものがありますか?
船橋:カッコイイ・イキイキしたお兄さん、お姉さんをつくるということですね。
子どもは大人の背中を見て育つので、子どもを教育するには、そんな大人がいないといけないと思っています。
カッコイイ・イキイキした大人というのは、自分の信念やポリシーを持っていて、それを自分の言葉で語れて、前向きな人。
たとえ自信がなかったとしても、前向きに生きている人はいいですね。
サードプレイス:船橋社長は最近の若者に対して、変化のようなものを感じますか?
船橋:2000年から3年間くらいは、生意気で、斜に構えている新人が多かった印象です。今はとても素直ですね。とんがっていない。
頭が良い人は多くなっていると思いますが、内向きになっていますね。データで見ても顕著で、留学したい人も、海外駐在したい人も減っている。
商社で新入社員研修をやっても実際、海外には駐在したくないという人が増えていますよ。内向きだし、たくましくないと思います。
サードプレイス:それは、教育の場面でも感じられますか?
船橋:「これから会社でやっていけるか心配です」と相談にくる新入社員が増えていますね。
以前は「会社なんてたいしたことない」と思っていた新人が多かったけど、今はその割合が減ってきているように感じますね。
持論ですが、内向きやたくましくない人が増えているのは、競争がなくなってきていることと、恵まれすぎた環境が原因だと思います。
例えば、学校でも相対評価ではなく、絶対評価になっているし、テストの点数より、手を挙げた回数の多い方が評価されています。
あと、体育会系の部でも勝ちにこだわらないし、大学生に「欲しいものある?」と聞いても「ない」と答えるんです。
僕たちの大学生時代には考えられないことですよね(笑)
サードプレイス:プラスの変化はありますか?
船橋:2極化はしてきていると思いますが、全体的に地頭の良さは感じますね。僕が新入社員の時には到底理解できなかった話でもついていけているし、
理解できている。情報量は多いと思いますが、その吸収は早い。また素直でもあると思います。
散々ゆとり教育でダメだと叩かれておきながら、「なんだ、ふざけんな」と思っている若手は少なくて、素直に受け入れて頑張っています。
サードプレイス:変化に伴って、新人に対して教える手法を変えた点はありますか?
船橋:事実情報だけを伝えるようになりましたね。聞いた話なのですが、2009年香港大学はアジア大学ランキングの1位になりました。
その香港大学の学長ならび教授陣が何をやったかというと、学生に対して「世界で何が起きているか」の事実情報だけを話し続けたそうです。
その結果、学生の視点が高くなって視野が広がったことにより、研修の質が上がったと言われています。
人に教える時、よくありがちなのが「世界は○○のように変わっています」という事実情報に加えて 「だから君たちは△△しなければならない」という教育論を押しつけてしまうことです。 それでは彼らの考える機会を奪ってしまいます。ウィル・シード社内でも「○○の能力が必要だ」という以前に、 世界や日本に何が起きているかばかりを伝えています。そして「外に行け!」と。今の時代には、行動させる方が時代に合っていると思うし、 その方が本質だと思います。まずは行動させるという意味でいうと、手法はコーチングからティーチングに変わっていますね。
サードプレイス:船橋社長が若手に伝えていることは何ですか?
船橋:社外でも社内でも、若手に伝えていることは、3つ。①自立、②外向き、③挑戦です。
最近では自律ではなく、“自立”の方を出すようにしていていますね。不況の時代、会社に依存できない。 外でもいいので、自分自身で立つことが大事だと思っています。また外に出て感じること。 それは海外でも会社以外のネットワークでもいい。視野を広く、視点を高くもつことですね。そして、もっと前に出ること、殻を破る挑戦をすること。
最近では自律ではなく、“自立”の方を出すようにしていていますね。不況の時代、会社に依存できない。 外でもいいので、自分自身で立つことが大事だと思っています。また外に出て感じること。 それは海外でも会社以外のネットワークでもいい。視野を広く、視点を高くもつことですね。そして、もっと前に出ること、殻を破る挑戦をすること。
サードプレイス:この3つの要素があるとどんな人になれますか?
船橋:活躍できるビジネスパーソンというよりは、生きる力のある人財になれると思います。
3つは生きていくための術ですね。そんな人財がいる組織は、ここ数年の変化対応が出来る組織、集団、つぶれない集団だと思います。
サードプレイス:最後に、若手育成をしている人たちにメッセージをお願いします。
船橋:海外を見てきて思うのは、日本は世界の中でも素晴らしい力を持っているということです。
ソフトパワーからくる崇高さや思いやり、きめ細かいサービスや製品、技術力。
そして、日本人が持っている調和の精神は、世界の平和のためにも必須であると思います。
しかし、日本の素晴らしさを継承する、若い人の生きる力が弱くなっているのも事実です。 先に話をした①自立、②外向き、③挑戦は、日本の素晴らしさを伝えるための土台となります。そのような人財を育成しつづけなければ、先はない。 企業での教育担当の皆様も、その会社に通用する社員というだけでなく、世の中に通用する、また世界で生きていける力を持った人材を育成することで、 日本を創る人材を一緒に育成できたらと思っています。
しかし、日本の素晴らしさを継承する、若い人の生きる力が弱くなっているのも事実です。 先に話をした①自立、②外向き、③挑戦は、日本の素晴らしさを伝えるための土台となります。そのような人財を育成しつづけなければ、先はない。 企業での教育担当の皆様も、その会社に通用する社員というだけでなく、世の中に通用する、また世界で生きていける力を持った人材を育成することで、 日本を創る人材を一緒に育成できたらと思っています。
サードプレイス:船橋社長は起業当初から世界の中での日本を意識されていましたね。その思いや行動は今も変わらない。
ぜひ、これからも日本の未来を担う若者を、育て続けて欲しいと思います。本日はありがとうございました。
株式会社ウィル・シード
東京都渋谷区広尾1-13-1 フジキカイ広尾ビル 6階
企業向け人材開発・人材教育プログラムの開発、
学校向け体感型教育プログラムの開発・提供を行なう企業。
http://www.willseed.co.jp
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